大人ですと基本的な体力や力が備わっていますから
多少重くても普通にスウィングができます。
しかし、子供にスウィングの基礎を教え込む段階で
大人用の重いクラブ、あるいは、単に大人用のクラブを
短くしたようなクラブを振らすのは厳禁です。
重いクラブだと、クラブの重さに体が負けてしまい
バックスウィングではコックがまともに出来ず
引きずるようにクラブを持ち上げてしまいます。
この乱れたバックスウィングのために
クラブが垂れてオーバースウィングになってしまい
ダウンスウィングではその反動で
体が反り返ってしまうフォームになります。
そのようなスウィングに癖が付いてしまうと
大人になって適正なクラブに持ち替えたとしても
直すことが難しくなります。
確かに、個性的なスウィングによって
すばらしいパフォーマンスを出せる方もいらっしゃいますが
基本的な良いスウィングと同じか
それ以上のパフォーマンスを出せるようになる為には
並外れた練習と研究が必要です。
また、スランプに陥ったとき指針がないために
長引くか、もしくは挫折してゴルフを止めてしまうかも知れません。
このように、良いスウィングを作る上でも、精神的にも
子供に大人用のクラブを振らせるのは、お勧めいたしません。
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